「………、せに。」
「え?」
「私と学校では目も合わせないくせに!バス停では毎日馬鹿みたいに話しかけてくるくせになんで学校では目すら合わせないの!?私と話していることを見られるのが恥ずかしいんでしょ。陰気な私と話して遊んでるんでしょ?」
みるみるうちに零れていく涙。
「そんなことっ、」
「何言っての!?彼女がいるくせにそんなこと言われたってなんの説得力もないの!言い訳しないでよ。遊ばれてるのなんて分かってるから。もう関わらないでよ。」
「………ごめん、市村さん。関わらないなんて無理だよ。」
こいつはついに頭のネジが吹っ飛んだか。…いや、もともとか。



