隣のクラスの転校生【完】



「ねえ、市村さん。今日も俺無視される感じ?」

「、」

今日もまた来た。本当に鬱陶しいったらあらしない。

隣でずっとべらべら喋ってるし。
ついに痺れを切らした私は桐生渉の前で初めて口を開いた。

「あの。」


「え、あ、はい。」
と私の突然に発声にびっくりしている様子の桐生渉。なんでよ、いつも自分から話しかけてくるくせに。私が声を出しただけでそんなに驚かなかくても。

にしても、なんで桐生渉の顔は真っ赤なの。

もう桐生渉は色々謎すぎる。
まあとりあえず伝えたいことだけ伝えよう。

「もう話しかけないでもらえます?私正直あなたのこと好きじゃないんです。おかげさまで寝不、」

これからさきは桐生渉を好きだ。とバカみたいなことをアピールしてるみたいになるからやめよう。