「優、ずっと前から想ってくれてたんだね。気づかなかったよ…」





美玲は、コトンとコップを置いた。





「バレてると想ってたんだけどな;美玲鈍いから気づかなかったんじゃね!?

他の皆は気づいてたと思うけど!」




「なッ…鈍くないもーーん!」




でも、多分鈍いんだと思う。





本当の好きな人が誰だかも、自覚してなかったもんね…。





やっぱり、なんでも素直に接しれて、いつも傍にいた優が好き。





気づこうとしないで、今まで知らないふりしてたのかな。






当たり前すぎたのかもね。