顔を隠してひそかに大爆笑してる。


「ちょっ!?何!?」


「おまっ・・・タコみたいに赤いし」



「それはなれないことを言ったからなのっ!」


もーぉ・・・こっちまで笑っちゃうよ。


「ふっ・・・」


自分でも笑えてきた。



なぜか二人で大爆笑中。




「ちよっとぉ~優のせいで笑っちゃったじゃん!?」



「つられたミーレモンタコが悪い。」


「増えてるー!」




ザァァァァァァァ。



こんなことをしているうちに、美玲の家に着いた。



「優・・・少し雨宿りしてかない!?」


「えいいよ悪いし・・親いるだろ?」


「今一人なのーッ」




グイっと優を家に突っ込んだ。



「やっぱ少し濡れてるーっはいタオル!」


「・・・ミニーとか恥ずッ」


「女になればミニーcのよさが分かるもん!あがって!」



「ハイハイ・・・。」



俺は、内心嬉しかったんだ。


美玲の家は久しぶりで。


「なんか飲む?コーラといちごミルクとお茶しかないけど・・・」


「いちごミルクで。」


「優なぜかいちごミルク好きだよね..うける~!」


「ははっ・・」俺は微笑んだ。



「俺がいちごミルク好きになった理由覚えてるか?」




くるっと振り返る。
「モチ。確か―・・・」






中1の4月後半の帰り道・・・。


「おっ美玲じゃん」




「ゆー!帰るの?途中まで一緒に行こうッ!」


隣の席で、仲良くなるのに時間はまッッッたくかからなかった。