私が退院する前の日、龍也は目を覚ました。

でも…

「なあ、辰樹、おまえの女か?」

そう言われたとき絶望した。

みんなも目を見開いてる。

「違うよ、!
龍也、お前の女だろ!」

そう辰樹がいうと

「は?こんなやつしらねえ。
お前はこの中のどいつの女だ。」

「誰のでもないよ。」

「じゃあ出ていけ。」

「…え?」

「…出ていけ。」

威圧感がすごくてこれ以上何もいえなかった。

「ご、ごめん!
ただの友達がこんなとこ居たらいかんよね。
今すぐ出て行くけん!」

「さっちゃん!」

竜依の声が聞こえたけど無理だった。

だけど。
みんなが追いかけてきてくれた。
「俺ら、協力する。
頑張ろう。」

そう言われたとき嬉しかった。

毎日通った。
話しかけた。

でも笑顔は見せてくれなかった。

女嫌いが再発してしまったのかもしれない。

そんなとき、ある女の子と話してるとこをみかけた。

…笑顔だった。

悔しかった。

でも涙をこらえて、話しかけにいった。

3人も一緒に。
大丈夫?ていわれたけど、負けたくなかったから。