「大倉結月さん、ずっと、あなたのことが好きです。俺と付き合ってください。」
加賀の表情は夕日に照らされていてよくわからなかった。…けど真剣に言ってくれている。それだけはわかっていた、一年前も真剣に言ってくれている、と。
頭が真っ白になって、夢みたいで、加賀が私のことまだ好きでいてくれているなんて信じられなくて、嬉しくて、
言葉が出ないなか、絞り出した声。
「ああ、の…一つ、だけ聞きたいことがあるの…。」
「…え?」
「、一年前に比べて…、加賀ってだいぶ変わったよね…?、それって、一年前私に言われたから…、?」
そういうと加賀が少し困ったような顔をしているのが夕日の中に見えた。



