正反対ですから!【完】



「ねえ結月さ、」


「んー?」


「北斗に何かしたの?」

ドキッとした。

自転車に乗って二人で並び下校する帰り道。真夏がそう私にといかけてきた。

北斗とは加賀のこと、真夏は加賀と中学も同じだったみたいで、まあまあ仲がいいみたいだ。


「え?加賀に?べべべ、別に」

…まあ心当たりが無いって言ったら嘘になるけど。

「ほんと?北斗の奴、結月のことばっか聞いてくんだけど。」

なんだそれ。

「…へ、へー」

「一目惚れでもされたんじゃない?」

「は?!な、何言ってんの。クラス一緒になったんだって最近じゃないんだしありえないでしょ!」

「なんでそんな焦ってんの。」

「…あ、いや、」

…あれは、一目惚れされたって言うのかな…。いや、でもあれは遊びだと思う。私をからかっただけ。