家に運び込まれた初女は事件の記憶を失っていた




それだけではない






次の日の朝初女はあることに気付いた





記憶を失った初女はいつものように学校に行く準備をして階段を降りた





トントントン





いつも通りのお母さんの包丁の音


いつも朝は欠かさずテーブルの上にある牛乳のビン


今朝の新聞が雑に畳まれている


(お父さんがもう読んだのかな?)