『…………………』


父「まぁ、いいや。それより、優菜には
  高校へ行ってもらう。」


 『えっ、何で?』


父「優菜は、家族と仲間以外は
  信じないだろ?」


 『……うん。』


父「だからだ。」


 『嫌だ。行きたくない。』


父「組長命令だ。」


こういう時だけ組長を利用してくる。


 『………はい。』


父「学校は明日からだ。ちなみに
  迅竜(ジンリュウ)高校だ。」


 『不良校じゃん。』


父「心配すんな。
  嵐も瞬も同じ高校だから。」


 『わかった。』


父「ちなみに理事長と担任は
  知り合いだから。」


 『りょ。』


父「じゃあ、今日はもうゆっくりしな」


 『うん。』