『私のせいなの。私がいなければ、
  龍にぃが死ぬ事はなかった。』


瞬「優菜それは違うぞ。
  毎回言ってるよな?龍にぃは、お前を
  守る事ができて幸せそうだったぞ。」


私の体は震えている。


泣いているからではない。


だって、私にはもう感情がないから。


気付いたら無くなっていた。


 『私がいなければ、龍にぃは、まだ生きて
  いた。』


嵐「そうだな。でも、いい加減過去と
  向きあえ優菜。いつもあの夢を見ると
  ネガティブになるけど瞬の言うとおり
  あれはお前のせいじゃない。」


そう言うと二人はいつも震えている私を
抱き締めてくれる。


そうするといつも安心できる。


 『無理だよ。過去は変えれないから。』


瞬「優菜。もう一回寝な。疲れただろ?」


 『うん。そうするね。
  いつものようにしててね。』


 「「おう!」


いつものようにというのは、二人が私の事を
抱き締める事。


あの夢を見たあと私は、一人で寝れなくなる。


だから、こうして抱き締めてもらう。


その安心感と共に私は、意識を手放した。