ご飯を嵐にぃが持ってきてくれた。


でも、正直お腹すいてないし、気持ちも悪い。


嵐にぃが持ってきてくれたものを
じっと見つめる。


龍「ほら、すこしでもいいから食べな。
  どれがいい?」


龍にぃが聞いてくれるが私は首を振る。


龍「ほら、食べないといつまでも退院
  できないよ?」


 『イヤだ…。』


龍「じゃあ、食べよ?」


 『……………………。』


龍「優菜?」


嵐「龍にぃがいなくなってから、更に
  食が細くなって…。ここ何年もあんまり
  固形物を食べてないんだ。」


龍「そっか…。優菜食べれそうなのある?」


私は首を振る。


龍「そっか…。嵐頼んでもいいか?」


嵐「うん」


嵐にぃの耳元で何か言っている龍にぃ。


嵐「わかった。買ってくる。」


龍「悪いな。頼んだ。」


嵐「任せて。ほら瞬も行くよ。」


瞬「おぅ。」


そう言うと2人はどこかに行ってしまった。