優しい彼女は女総長!?

 『優菜!?』


優「嫌っ、来ないで!」


 『ゆ~な。俺だよ~龍だよ?』


父「優菜?俺だぞ?お父さんだぞ?」


優「イヤーーーー、
  怖い怖い怖い怖い怖い怖い…。」


優菜が、また周りが見えなくなっている。


体重が落ちて、筋肉がなくなってしまった
ため、歩けなくなった優菜。


もちろん、リハビリをすれば歩けるように
なるが、この調子だ。


男を見れば怖がり周りが見えなくなる。


そうして、今目に付くものをひたすら
投げている。


俺と親父は避けつつ、優菜のもとに
駆け寄っていく。


 『ゆ~な、俺だよ~』


そんな事をず~っと言い続けていると
ようやく反応を示した。


優「龍にぃ?」


 『そうだよ、龍だよ。』


父「優菜~」


 『お父さん?っていうか私また…。』