優しい彼女は女総長!?

~龍side~


優菜は寝たか…。


こんなに痩せちゃって…。


前でさえ痩せすぎてるくらいなのに…。


アイツ殺しとけば良かったかな?


でも、優菜の寝顔を見ている限り、
あのときのままだな。


ぐっすりと寝ている優菜をベッドに戻すのは、
名残惜しいが、親父たちと話さなきゃいけない
から、優菜を一度ベッドに寝かせる。


父「優菜は?」


 『寝た。』


父「そうか…。」


 『親父、俺家に帰ってもいいか?』


父「あぁ、戻ってこい。そうすれば、
  皆喜ぶ。」


 『サンキュ』


父「家族の喜ぶ顔が見たいだけだ。」


 『それより、お袋達は?』


父「1回家に帰った。皆に報告しているん
  じゃないか?」


親父と話していると優菜の苦しむ声が
聞こえた。