君しかいない。

「ふぅー。終わった〜もうあっという間に下校の時間か〜麻友また明日ねーバイバイ!!」

「バイバーイ」

「椎名〜じゃあな!」

「あっ朝比奈バイバイ!!」

新しい友達もできて、朝比奈とも普通にしゃべれて片想いでもいいから、この時間がずっーと続けばいい。
告白なんてしないでただ見てるだけの恋でいい。
そう思ってた。


この時はまだなんにも分かってなかった。
すぐ近くに失恋がせまっていることなんて…