「よし、帰るぞ。」 「えっ!もう帰っちゃうの?」 「なに、まだ見足りない? それとも…… 俺ともっと一緒にいたいのか?」 「なっ!そんなわけないじゃん!」 「じゃあ、帰るぞ。」 無理やり車まで引っ張る。 「お前、今日は帰れ。」 車の中で冷たく言う。 「えっ、なんで? 今日は泊めてもらえるんじゃないの?」 「ダメだ。親がいなくても、 もうお前、高校生だろ? はい、これ制服。」 そう言って無理やり家に帰す。