私のママは別の人なの?



本当の両親とは

もう会えないの?



なんで言ってくれなかったの?




頭の中でいろんな感情が


ぐるぐる回って整理がつかない。




「でもね、ママは花梨のこと

本当の娘のように育ててきたわ。


だから、血は繋がっていないけど

あなたのこと本当に愛してる。」



「僕も同じだよ、花梨ちゃん。


だから、別々に暮らすより

一緒に暮らした方がいいと思って。


この家で、四人で暮らそう。」




どうすればいいの?



私なんかが一緒に暮らしてもいいの?





「………はい。」




精一杯冷静を保って言った。




裕也は知ってたのだろうか。



そう思い裕也を見ると


裕也もこっちを見ていた。