綾斗とコッピだった
コッピと見て、ふとした疑問をぶつける。
「ねえ、コッピの本名って孝二郎なの…?」
『そだよん♪葉山孝二郎だよ』
『ゆっちゃんから聞いたけど、すっごいイケメンなお兄さんがいるらしいよ。』
葉山…孝二郎…
でも、孝二郎って呼ぶよりコッピの方が言いやすい。
コッピの方が親しみある感じでいいし
「ねえちょっと電話していい?」
『うんいいよぉ』
『誰にすんの?』
「兄ちゃん」
そう言って、綾斗に電話をかけた。
プルルル…
プルルル…
プルルル…
昼休み終わっちゃったかな…?
『はいもしもーし』
「綾斗?今大丈夫?」
『大丈夫だけど、なんかあったの?』
「着信あったけど、何か用あった?今学校でさぁ…」
『あぁ、そっか。悪かったな…いや、学校終わったらラインして。かけ直すわ』
「ん。了解」
『んじゃな』