此処は心地の良い風が吹く学校の屋上。

私は何時ものように昼寝をしていた。

が、今日はあまり眠れなかった。

何かが起こるような気がして。


『李彩~。起きてる~?』


一人で考えていれば誰かがやって来た。


「李彩、また寝てたのー!」

「いいな~。香苑も寝たい。」


誰かと思ったら、香苑と夏奈だった。

香苑は、薄茶色のふわふわした髪の毛を二つに結んでおり。

性格もふわふわしている。

夏奈は、朱茶色のストレートの髪の毛をポニーテールしていて。

子供ぽい性格だ。


「香苑と夏奈か、授業中に来るなんてどうかしたのか?」


二人は深刻そうな顔をして。