流石に曲がってすぐは駄目だったかな?

まっ良いよね。


「処居んだろう?」


香苑は、甘味好きだから…甘味処だな。

夏奈は、猫と日向ぼっこしてるだろうな。

先に香苑を探すか。


「李玖近くの甘味処に向かって。」

「くぅ。」


李玖は返事をすると、速度を早めた。

甘い臭いのする屋根の上に止まると小さくなった。


「李玖も行きたいの?」


コクン。

と頷かれたら置いていけない。

李玖を肩に乗せたまま屋根から降り、甘味処と書かれた暖簾をくぐると予想的中。