月光~誠ノ心~

香苑と夏奈探さないと。

勝手に手でいっても良いのか。

と、少し後ろに下がった。


《ドンッ!!》


「いってぇぇぇぇぇ。」


後ろを振り替えればかがみこんだ、藤堂が居た。

腕には出血、彼の刀には血が着いていた。


「悪い、大丈夫か?」

「あぁ、大丈夫大丈夫ー。」


こんな抉れてて、大丈夫なわけないだろ。


「歳君、井戸ある?」

「あぁ、其処の木を右に曲がればある。」

「ありがとう。藤堂歩けるか?」

「おっおぉ。」


そうして私達は井戸に向かった。