見事なフラグを回収をした先生は動じることなく次のくじをひいた。
「…12番!…あっ…」
途端先生の表情は一変した。その理由を察した生徒達は気不味そうな顔をした。そう、出席番号12番は神崎 凪だったのだ――
LHRは終わった。結論から言うと、学級委員は俺と神崎 凪になった。彼女はあの気まずい雰囲気を自ら振り払うかのように先生に
「私にできるならばやってみたいです」
と書かれた紙を見せると、先生はにっこりと笑い「頼んだぞ!」と言った。
同時に生徒たちから拍手が送られる。しかし、俺は拍手をしなかった。
(…超能力を使うまでもない。どうせこいつらは自分がならなかったことに安堵してるんだ。)
そう思った。
「…12番!…あっ…」
途端先生の表情は一変した。その理由を察した生徒達は気不味そうな顔をした。そう、出席番号12番は神崎 凪だったのだ――
LHRは終わった。結論から言うと、学級委員は俺と神崎 凪になった。彼女はあの気まずい雰囲気を自ら振り払うかのように先生に
「私にできるならばやってみたいです」
と書かれた紙を見せると、先生はにっこりと笑い「頼んだぞ!」と言った。
同時に生徒たちから拍手が送られる。しかし、俺は拍手をしなかった。
(…超能力を使うまでもない。どうせこいつらは自分がならなかったことに安堵してるんだ。)
そう思った。
