義経くんと静ちゃん-時を越えて-


「何しようとしてたんだ?あ?!」

「ちょおーとまて!誤解だ!ごーかーい!!」

「問答無用」

と、もう一発殴られそうになる俺
ギュと目を瞑るがいっこうに拳が
当たってこない。

「おいっ…なんだよ」

目を開けるとそこには…
朝挨拶した時と同じ瞳がうっすら青に
なっている藤堂が、、
さっきまで普通に黒だったよな?

「お前、その瞳の色、、」

「すっすいません!義経様!
私一体何を…」

え?
いきなりなんだよw

「いや、いいけど…」

すると聞いてもいないのに
喋りだす藤堂

「私、静です!貴方様と吉野で
別れてすぐ、頼朝様に捕まって
しまい、お子も海へ…」

「お子?!まてまて!俺まだ17だぜ?
子供なんて作った覚えわねーよ!
それに避妊だって…ブツブツ」

「違うんです!私と貴方
前世は源の義経、静御前
お互い愛しあった仲なのです!」

「愛しあった?いや、そんな
前世とかアニメじゃあるまいし」

「信じてください。
私は貴方ともう一度出会うため
この世に生まれ変わってきたのです。」