ご飯を食べ終わった頃には、8時を廻っていた。 だから早く行かなきゃいけないのに…… 行けないのに……! 「あの……どいてください!」 「なんで?」 「学校に行くからです!」 なんでこの人は、あたしの前に立ってるの……!? 「んー。 やだ♪」 せ、性格変わってる! この人、学校とキャラ違うんだった! ど、どうしよう…… このままじゃ本当に遅刻する! そのとき…… ♪~♪~♪ 「あの、携帯鳴ってますよ?」 徳山君の携帯が鳴った。