「……あ、そういえば、今何時?」
徳山君の声で我に返る。
あたしがチラッと時計を見ると、7:30をこしていた。
「ち、遅刻です!
早く起きてください!!」
「大丈夫だってー
まだ学校始まるまで1時間あるし」
な、何のんびりしてんの!?
徳山君は着替えとかもしてないじゃん!
「と、とにかくご飯は出来てるんで、食べますよ!」
その後に徳山君の生返事が聞こえた。
あたしは、いまだモヤモヤしているものを奥にしまい込んで、テーブルに朝食を並べる。
あんまり、気にしないどこう……
でも、彼女いるよね……
なのにあたしなんかを家に入れて、いいのかな?

