あたしは変な考えを慌てて消すと、徳山君に声をかけた。 「あの…… 7時過ぎましたけど……」 返答なし…… もっと大きな声で起こさないとダメかな? 「あ、あのー…… 徳山君?」 「ん……」 起きる! と思ったけど、起きる気配なし…… 「徳山君! 起きてください!」 あたしが軽く肩を揺らすと…… グイッ 「キャッ!」 ギューッ へ? 何? なにが起こったの……?