「あ、桜!」 すっごくきれー…… そこには大きな桜の木があった。 「……ん? あれなんだろ……」 なにかが太陽に反射して、キラキラしてる……? 桜の木に近づくと、それはキーホルダーだった。 「うわー、可愛いキーホルダー……」 キーホルダーを拾い上げると 「それ俺の!」 後ろからそんな声が聞こえた。 振り返るとそこには----- すごくかっこいい人が立っていた。 茶髪の髪は無造作にセットされていて、声も低音ボイス。