まぁ、一応一人暮らしですから……




「おいしいかわかりませんけど……」


「いや、そんなことより渋谷さんのは?」


「え……?
食べてもいいんですか?」


「いやいや。
餓死するよ?」




餓死って……。


一食抜いても大丈夫だけどね?




「それにさー、一緒に食べた方が美味いじゃん?」




ドキッ




……ん?




今の何……?




「じ、じゃあ、もう一回キッチン借ります!」


「おー」




あたしは自分のドキドキをごまかした。




だって、変な感じだから……







そして数分でできたオムライスを持って、徳山君の前に座った。