それにあたし、送ってなんて言ったっけ?
脅されて送ってもらうことになった気が………
「じゃーさ、鍵見つかるまで泊めてやるよ」
……俺様なの?
徳山君って……
あたしがいつまで経っても何も言わないから、徳山君はこう言った。
「今日、俺けっこー渋谷さんのために働いたよね?」
「は、はい……」
なんか、王子様っぽくなった……
「それのお礼の意味で、今日は泊まってよ」
なんか、急に優しくなると……
変な感じ。
ボーっとして、ついうっかり……
「はい」
言ってしまった…………
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…