え、…… えぇぇぇ!!? 「門閉まってるかも……」 「!?」 「とにかく急ごう!」 「は、はい!」 あたしと徳山君は昇降口に急ぐ。 「あ、昇降口も閉まってる……」 「チッ……」 ん? なんか舌打ちっぽいの聞こえたけど……? 「渋谷さん、しょうがないから窓から出よっか?」 「あ、はい……」 そしてあたしたちはなんとか校内を出た。 でもまだ門がある…… どうしよう…… 「……こっち」 徳山君に付いて行くと、垣根のところに穴が空いていた。