その代わりに、フワッとした温もりと、
キャーーーー!
悲鳴にも似た女子の声が……
そこであたしはやっと気づいた。
拓人君が、あたしを抱きしめてることに……
「た、拓人君!?」
「あっぶなー、大丈夫?」
……ん?
なんで王子様スマイル……?
それになんで、ダイジョウ?
だって大丈夫も何も、拓人君があたしを引っ張ったんでしょ!?
あたしはキッと拓人君を睨んだ。
どういうつもり!?
そういう意味を込めて。
なのに……
拓人君は、あたしに優しいキスを落とした。
「「「「え……」」」」
あたしを含めた、周りからの声。
なんで今キス!?

