でもさ、もしかしたらあたし、海外に連れて行かれるかもしれないんだよ!?
「んー、ここじゃなんだし、2人とも入りなさーい」
「「え」」
あたしと拓人君の声が揃う。
お母さんはもう奥に行っちゃったみたい……
「えっと……。とにかくどうぞ」
「あ、うん」
いまいち頭がついて行かないあたしと拓人君。
とにかく中に入ることにした。
奥に行くと、お母さんの横に……
お父さんがいた。
「桃菜、久しぶりだな……
元気だったか?」
お母さんと同じこと言ってる……
フッと緊張が切れて、あたしはいつも通り返事をした。
「うん、元気!」
「そうか……」
座っていいわよ?と言うお母さんの言葉に、あたしと拓人くんはソファーに座った。
「まず、桃菜はどこにいたんだ?」
「え、、、」
あたしが言葉に詰まると、お父さんはチラッと拓人君を見た。
「俺の家にいました」
拓人君は、お父さんの視線に答えるようにそう答えた。

