呟いた声に、亜美は心配そうな顔をする。
「……亜美、詳しく教えて」
「う、うん」
亜美から聞かされた内容は、あたしが想像していたよりももっとすごかった。
「最初に、桃菜泊まってる?って聞かれたの」
……あたしが亜美の家に泊まってるって言ったときから、疑ってたってこと……?
「でもあたし、桃菜から同居するって聞いてたから……
佑君は知らないと思ってうんって言ったの」
じゃあなんで佑は……
「そしたら、桃菜を呼んでって言われて……
そのときは、まだ帰ってないって言ったんだけど……」
ドクンと心臓が嫌な音を立てる。
「度々来てる。
でもそろそろ苦しくなってきた」
亜美の話からして、佑は間違いなくあたしを疑っている。
……でもなんで?
そこまでして、真実が知りたいものなの?
わかんないよ……

