「桃菜、どうしたの?!」


「亜美……、ちょっと相談があって……」




それで何かを悟ったのか、


「入って」


と言い、亜美は家の中に入っていった。




あたしも慌ててその後を追う。




「先にあたしの部屋に行ってて?」


「うん、わかった……」




小さい頃からお互いの家に行き来していたから、亜美の部屋の場所はわかる。




あたしはテーブルの近くに座り、ため息を吐いた。




……明らかに佑が変だと思う。




あたしの気のせいならいいんだけど……




もう一度大きなため息を吐いたところで、亜美が飲み物とかを持って部屋に来た。