「あのさ、佑君最近変じゃない?」
「変?
え、わかんないけど……」
「じゃあ何かあったらすぐ連絡して!」
「ちょ、亜美?!」
プッツー、ツー、、ツー……
切れてる……
なんか、前にもこうやって一方的に切られた気がするんだけど…
でも、そんなことより一体何?
あたしは亜美からの不思議な電話に戸惑っていた。
それからは、佑に会うと、少しだけ佑のことを意識していた。
……なにかがあるって、直感でそう思ったから。
それで気づいたことがある。
……拓人君と話すときに、毎回こっちを見ているっていうこと……
最初は偶然とか、気のせいだと思ってたけど、そうじゃなかった。
その視線には、拓人君も気づいていたから……