1時間目が終わったころには、あたしは心臓がドキドキしすぎて、おかしくなりそうだった。 こんなんじゃ心臓病にでもなっちゃいそう…… 「んじゃ戻るか?」 「う、うん……」 恥ずかしくて、拓人君の顔が直視できない…… 「い、一応別々に戻った方がよくない?!」 これ以上一緒にいたら、本当に心臓壊れそうだよっ! 「は? なんで?」 「え、だって……」 な、なにか理由! えっとー…… あ、そうだ!! 「だって拓人君のキャラ上、ダメだと思うの!」 あたし、頭良くない!?