「あの、口に何か塗ってましたよね?」

「ん?」

私がそう聞くと、小野さんは私の前にきて


「あれはねぇ……」

チュッ

「こうしたんだよ。」


……私にキスをした。
そしてそれから、スッーと親指で私の唇をなぞる。


///////……。


あまりに突然のことに固まってしまう。
目を閉じてる間にそんなことを……。


「おーい。何にも言わないともう1回するよ?」


「へっ!いや……あの、それは…///」

もう、爆破しちゃいます!!

完全にテンパっている私を見て、小野さんはクスクスと笑っている。
悔しい。からかわれてる。