初恋の始まりは病院で。

「あ、そう言えばね。拓也君にこれ渡しておいて下さいって頼まれたのよ~」













ポケットの中から出てきたのは、














小さく丁寧に折りたたんだ手紙。













はい。と渡され読んでみる。













【たっくん!明日、2人で夜のお星様見に行こうよ!!!お返事、待ってるねっ!カナより】














そう、書かれていた。















俺は手紙を何回も読み返し、













ふっと微笑んだ。













「中村先生、明日お姫様と夜のお星様見に行ってくるよ。」














「うん、そうしなさい!お姫様もきっと喜ぶわよ。大丈夫、先生方にはきちんとお話ししとくわ。」














中村先生はニコリと笑い、














「お返事書きなさいよ!」













そう言ってくれた。















俺は、小さい紙切れに












【分かった。明日が楽しみだな。】













そう一言書いて中村先生に渡した。