初恋の始まりは病院で。

先生にご飯を食べさせてもらったのは








いいが、どうも手じゃなくて身体全体が







ゆうことを聞かねぇ。






「ウェッ…ゴホッゴホッ…」





食べては吐き食べては吐きを





繰り返した。






辛い。






とにかく、辛い。






「…大丈夫?拓也くん…。もう、食べるのやめよっか!頑張って食べたんだしね!」





にっこりと笑う中村先生。






「ごめん、先生。」





「何言ってるのよ!一緒に頑張ろうねっ!?また、様子見に来るね」





…カナに、会いてぇな。






そう思いながらも何にも出来ねぇ俺は






折り紙を織った。