ロビーでカナの事を待っていると







「あー!たっくんだぁ~!!」





松村先生に支えられながら





俺に近づくカナ。





…大丈夫か?アイツ。




「おぅ…大丈夫か?」




心配な俺とは違い、




「何言ってんのよ~!元気に決まってるじゃん?」




ニシシッと笑いピースをしたカナ。





…それなら良かった。





『あと5年しか生きられない』





小せぇ頃言ってたのが嘘みてぇに





元気に暮らしているカナ。





「ねぇねぇ…!!!中庭行こーよ」





腕を引っ張り俺を連れてく。




「気お付けて行くのよ~???」




そんな松村先生の声を後ろに聞いて





中庭に向かった。