初恋の始まりは病院で。

次は、カナちゃんの番。





「はい、カナちゃん、もしもしするよぉ?」








松村せんせいがそう言って、









カナちゃんは元気良く









はいっ!と返事をした。











少しして、










終わったよ。その声が聞こえた。










次はトントン。










それも、終わった。









「はーい、今度はお注射だよぉ。」








そうせんせいの声が聞こえると









ビクッと身体を怖ばせたカナちゃん。












スーハーッッと息を吸って吐いて










「カナ、泣かないもん!たっくんも泣かなかったから泣かないもん!」









既に涙目になりながら言った。










チクッ









「うわーーーーーーーん!!!!!!!」












響き渡ったのはカナちゃんの泣き声












あらら…泣いちゃった。












僕は、カナちゃんの側に行って












背中をさすってあけた。