初恋の始まりは病院で。

「はい、拓也くん。検査、するよ」







久しぶりの検査の日。










僕は、少しドキドキしていた。








だって…だって…









今日はカナちゃんも一緒だから









トントンも、もしもしも、






お話しもしっかり出来た。







最後に来るのは…











僕が大嫌いな注射だ。








「チクッとするよー?」







お決まりの言葉を言われ、







チクッと注射の針が僕の腕に刺さった








「ッウ…!!!」








泣くのを我慢した。










頭をポンッと叩かれ、








終わったよ。













その言葉で安心した。










ふと、カナちゃんを見ると











優しい瞳で僕を見ていた。