初恋の始まりは病院で。

「ごめんなさい!!!」




勢いよく頭を下げた。








「ん?なぁに?どうしたの?」






僕は、全部話した。








二人でこっそり抜け出して、







病院の外の星を見に行こうと言った事










どうしても、カナちゃんと








見たかったことを話した。










泣きじゃくる僕におばさんは











「拓也くん、ありがとう」









優しい声色で言ったんだ。










僕は怒られることをしたのに…









どうして、ありがとうって言うの?









「カナね、ずーっと星が見たい、星ってキレイなんだろうなーって言ってたの。私も、カナに星を見させてあげたかった。でも、時間がなかったのよ。でも、拓也くんが見せてくれたお陰げだわ。ありがとう」







こんな事、して良かったのか。









そんな事さえも考えてしまう。










「おばさん、ごめんなさい」








「いいえ。また、カナにお星さま見せてあげてね?」








絶対、もう一度キレイなお星さまを









見せてあげる。








寝ているカナちゃんにそう誓った。