初恋の始まりは病院で。

305号室のカナちゃんの病室。







恐る恐る扉を開けると…








カナちゃんのおばさんがいた。







「あ…拓也くん。」






おばさんは僕に気づきニッコリ笑った。









僕も小さくお辞儀をして、








カナちゃんの所に歩み寄った。









カナちゃんは、眠っていた。









「どうしたんですか…?カナちゃん」









「ちょっと風邪を引いたみたい…」








おばさんは苦笑いでそう言った。









「ごめんなさい…」






ポツリと呟いた声は届かなかった。