初恋の始まりは病院で。

ひとしきり泣いて、






僕は部屋に戻った。







「遅いよぉ~」







そんな僕を出迎えてくれたのは






カナちゃんだった。







僕のベットに腰掛け、








ぽっぺたをプクッと膨らませ、






怒っている表情を見せた。








「ご、ごめん!ちょっとお腹痛くて」






僕が咄嗟に付いた嘘に、







「大丈夫?!」






飛び降りて僕に駆け寄ってきた。








ヒャア~!!!近い!








「うっ、うん!もう、もう、大丈夫だよっっ!」







一歩後ろに下がり、距離を取った。









そんな僕を見てカナちゃんは、








ふにゃっ、と笑った。