初恋の始まりは病院で。

みんなが帰ったあと






僕は眠りに付けなかった。







ドアの方を見て、







来ないかな来ないかなと思うばかりで









時刻はもう遅い時間だ。








…寝てるよね。








…来るわけないか。










涙が溢れてくる。









何、泣いてんだろう。









僕が好きな人は何にも







悪くなんてないのに…。








明日、カナちゃんは









僕になんて言うだろう。









そう思いながら、眠りに就いた。