初恋の始まりは病院で。

夜7時前。







コンコンッッ







扉の叩く音がした。







「はぁーい!」








顔を覗かせたのは








僕の大好きな人たち。








「拓也~」








晴兄ちゃんが








僕に抱きついてきた。








「誕生日おめでとう」







そう言って、プレゼントを






渡してくれた。







「わぁっ!ありがとう、みんなっ!」









中村せんせいも、丸中せんせいも










僕の誕生日を祝ってくれた。