初恋の始まりは病院で。

「あー!飛行機雲だぁぁぁぁっ!!!」





何気なく見ていた空に






白い線がどこまでも続いていた。





それが、飛行機雲だと気が付いたのは







ついさっきの事だった。








空には鳥のさえずりや








真っ白な雲が浮かんでいた。







鳥はいいな。









キレイな羽があって、








大空を自由に飛び回れて








僕にも真っ白な羽があったら








どんなによかったことだろう。









僕が鳥だったら









カナちゃんを乗せて









どこまでも一緒にいられたのかな…









そんな事を考えている僕を









カナちゃんはどう思うのだろう。