初恋の始まりは病院で。

ドキドキした。








いつ、カナちゃんに見つけられるか。








「あら?たっく…」






中村せんせいが僕に話しかけてきたから







それを慌てて止めた。







「シーッ!せんせい、静かにして」








僕が真剣な顔をしてたからか、






「ごめんなさい。」






謝ってきた中村せんせい。







「カナちゃんとかくれんぼしてるの。僕、今隠れてるんだ」






丸中せんせいと同じ事を話す。








「そうなのね。ごめんね。でも、お昼の3時になったら自分のお部屋に戻っておくこと。約束よ?」







「うん!分かった!」







僕は中村せんせいと






指切りげんまんをした。