初恋の始まりは病院で。

…あっ!!!






カナちゃんいたぁー!







僕は、カナちゃんに気付かれ






ないようにそっとついていき





「カーナちゃん、みぃっけ!」








ニシシッと笑ってカナちゃんを







ふわりと、抱きしめた。






ドクンッ







カナちゃんのいい匂いがした。









「あー!見つかっちゃったぁ~…」







そう言って、プクッと頬を膨らませた









「次、カナちゃんが鬼ぃ~」







僕は、大きな声でそう言った。