初恋の始まりは病院で。

「拓也、今日は検査したのね?」






お母さんが、僕にそう言った。







「うん。注射が痛くて泣いちゃった…」





「あら、そうなの~?」




クスッと笑ったお母さん。






「うん。だってねぇ?痛かったんだよ!!!」





僕は何にも異常が無かった事や





色々話した。





お母さんはずーっと笑っていた。